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リピートが絶えない”慕われ接客”の専門家 きよなり あいこです。
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それを「普通」だと思っているのは、あなただけ!
突然ですが、質問です。
次のお話、本当だと思いますか?嘘だと思いますか?
化粧品(化粧水など)の使用量を
「ティースプーン〇杯分」と表記していたところ
お客さまが、毎日、化粧品を飲んでいた。
さて、このお話、
あなたは、本当だと思いますか?
それとも、嘘だと思いますか?
このお話、じつは、本当です。
某化粧品メーカーの先輩美容部員さんから聞いた
嘘のような本当のお話しです。
常識的に考えれば、
化粧品って、顔とかにつけるでしょうよ!
普通に考えれば、わかるじゃん!
私も、この話を聞いた時は驚きました。
化粧品を飲んじゃうって、マジかっ!?
「常識的に考えて・・・・・」
「普通に考えてみて・・・・・」
化粧品を飲んじゃうってありえないでしょ!
ってきっと、思いますよね。
だけど・・・・・
その「常識」とか「普通」って何なんでしょ?
なので、ちょっと調べてみました。
「常識(じょうしき)とは・・・・・?」
普通、一般人が持ち、また、持っているべき知識。
専門的知識でない一般的知識とともに、
理解力・判断力・思慮分別などを含む。(広辞苑より)
一般の社会人が共通にもつ、
またもつべき普通の知識・意見や判断力。(goo辞書より)
「普通(ふつう)とは・・・・・?」
①ひろく一般に通ずること。
②どこにでも見受けるようなものであること。なみ。一般。(広辞苑より)特に変わっていないこと。ごくありふれたものであること。
それがあたりまえであること。また、そのさま。
たいてい。通常。一般に。(goo辞書より)
調べれば、調べていくほどわからなくなってきました。。。
私たちが思っている「常識」や「普通」って???
私たちが思っている「常識」や「普通」を
よくよく考えてみると・・・・・
住んでいる地域文化や生活習慣などによって
「常識」や「普通」って変わってきます。
私たちは、日本に住んでいるので
日本での生活文化や習慣を
当たり前だと思って過ごしていますよね!
だけど、
地球には、いろいろな人が住んでいて
世界各地の文化や習慣があります。
世界の「普通」や「常識」を聞いて
驚いたことはありませんか?
私は、テレビ番組「世界の果てまでイッテQ」を
よく見るんだけど・・・・・
えっ!?それ・・・・・食べちゃうの?マジかぁ~!!!
とか、驚くことが、かなり多くある!!
だけど、それは、世界じゃなくても
日本国内でも、当てはまる!
例えば・・・・・
お雑煮の味が、
味噌味だったり、醤油味だったり・・・・
中に入れるお餅が、
四角だったり、丸だったり、あんこ入りのお餅だったり・・・・・
おでんだって、
醤油ベースのお出しだったり、味噌味だったり・・・・・
お醤油も、
関東のしょっぱい醤油、九州の甘い醤油があったり・・・・・
沖縄では、
お墓で親戚が集まって宴会したりする
「シーミー」が「常識」だけど
他の地域だったら、それは、「非常識」だし・・・・・
そう考えると、
自分にとっての「常識」「普通」は、
相手にとっても「常識」「普通」ではないんですよね。
その「普通」「常識」は、あなただけです。
では、それを踏まえて
一番最初の化粧品を飲んでしまった話を
考え直してみると・・・・・
化粧品を飲んでしまった人は、
化粧品を買うのが初めてではなかったものの、
もしかすると、
使用量が「ティースプーン〇杯分」と書いてあるのを見て
飲むことが正しいと考えてしまったのかもしれません。
通常ティースプーンを使うシーンは、
コーヒーや紅茶を飲む時に使ったり
デザートを食べるときだったりします。
だから、
お客さまは、購入した化粧品を「口に入れるもの」と
認識してしまったのかもしれませんよね?
これまでの話しで何が言いたかったのかというと・・・・・
私たちが勝手に
「これは、常識的に考えて・・・・・・聞かなくても大丈夫だろう!」
「普通に考えれば、・・・・・・・・・確認しなくても平気だろう!」
と決めつけた言動をとることは、間違っているということです。
例えば・・・・・
何回も同じ化粧品をご購入されているお客さまに
「使い方は、大丈夫ですか?」
は、NGです。
「いつも使っているから大丈夫だろう!」と考えがちですし
お客さまからの返事も「はい!大丈夫です。」と返ってくると思いますが
いつもの使い方が正しいかどうかはわかりません。
なので、
「いつもお使いいただいているので、
ご存じ(大丈夫)だとは思いますが・・・・・」
と前置きをしたうえで、
正しい使用量と使い方をお伝えしてしてみてください。
時々、ずっと間違った順番でお使いいただいている場合がありますよ。
自分にとっての常識は、相手にとっては非常識!
ましてや、プロのあなたが知っていることと
素人のお客さまが知っていることが同じなはずがありませんよね。
だからこそ、
お客さまとの会話では、
専門用語は使わずに、
お客さまが聞きなれている言葉や
お客さまが使い慣れている言葉を使うといった
細やかな心遣いが大切なのではないでしょうか。
今日も、最後までお読みいただきありがとうございます。
「楽しく!」「豊かに」「ハッピーに♪」なりますように。